古事類苑は、日本最大にして唯一の「官撰百科事典」です。
政府主導であるため、見方によっては日本国の公式見解としても解釈されることもあります。
目次
古事類苑とは

古事類苑は、明治政府主導で編纂した類書(百科事典)で、日本最大にして唯一の「官撰百科事典」です。
政府主導であるため、見方によっては日本国の公式見解としても解釈されることもあります。
あらゆる文献から例証を引用し、分野別に編纂されています。
全1000巻におよび、天部、歳時部、地部、神祇部、帝王部、官位部、封禄部、政治部、法律部、泉貨部、称量部、外交部、兵事部、武技部、方技部、宗教部、文学部、礼式部、楽舞部、人部、姓名部、産業部、服飾部、飲食部、居処部、器用部、遊戯部、動物部、植物部、金石部の30部門に分かれています。
資料データ
著者 | 明治政府 |
成立年 | 1879~1907年(明治12年~明治40年)に編纂 1896~1914年(明治29年~大正3年)に順次刊行 |
信憑性
メリット
- 政府主導で編纂しているため一定の信頼性がある
- 比較的近代の編纂ながら、古い史料を網羅して参照している
デメリット
- 断定口調もありやや偏った見方である感は否めない
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古事類苑 原文全文【解説なし】
本記事では、古事類苑の倭や邪馬台国に言及した部分の原文全文を掲載しています。現代語訳や解説は含まれていません。文意の理解には別記事の解説編もご参照ください。
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